2022-7 給付金不正受給の報道より
いつの時代にも火事場泥棒といった、人の不幸や災難に付け込む「輩」は出てくるものです。震災や災害が発生すれば避難地域で空き巣をはたらく「輩」、コロナウイルス対策の持続化給付金制度を悪用し不正受給を繰り返す「輩」、挙句の果てには現役の国税庁職員がその悪事に加担していたと言うのですから世も末と思われてしまいます。善悪の判断がつかず・労することをせずに安易にお金を得ようとする若者に的を絞りSNSを活用してネズミ講のような仕組みを構築したそうですが、その知恵や労力を真っ当な方向に向ければさぞかし世の役に立つでしょう。少子高齢化が加速する我が国ではこれからの時代を担う若い世代の活躍が無ければ成り立ちません。情報が溢れる時代だからこそ学力のレベルアップ以上に道徳心を身に付ける教育に目を向けて、人間力を高めてゆくことが求められるのではないでしょうか。
2022-8 3度目の値上げが行われます
経済活動が息を吹き返すにつれ世界中の需要が拡大し、「食料品や産業活動を支える資源は慢性的な供給不足」「更には争奪戦状態にあるものだから取引価格は高騰」「取り扱う量に対して、サプライチェーンは人手もインフラも不足しており停滞状態」「ロックダウンによる工場稼働停止の影響は未だ正常化には至らず」と、インフレが長引く条件がある意味整ってしまっています。
インテリア・内装業界では、昨年の秋と今年の春に二度の値上げが行われましたが、つい先日6月17日の日経新聞に掲載された記事によると、業界のトップランナーであるサンゲツが10月1日に3度目の値上げを実施するそうです。値上げの幅は7%~12%で、おのずとその他メーカーも追従する事になります。二度の値上げでは原材料のコストアップを吸収できなかったことに加えて、安定的に商品を生産~供給するインフラ環境を整える為のコストも含まれています。僅か1年間の間に材料コストは1.5倍に上昇する計算です。そのような状況下にあってお客様がその先のお客様に対してコストアップ分を正当に転嫁していただくためには、やはり質の高いサービスを提供して、他には代えがたいビジネスパートナーとしての関係性を一層強めることに尽きるのではないかと思います。
この度弊社では、ご要望の多い施工サービスを安定的にご提供する体制を整えるため施工協力業者の方々に対して手間代の値上げを実施致しました。それだけで業界の課題が解決する訳ではありませんが、お取引先様のお役に立てるよう一つ一つ出来る事から着手して参ります。