「小林初江さんんですよね、1936年赤坂高校を卒業ですよね」と笑顔で声を掛けられた。
その声を掛けられた場所は、大井町に近い詩吟大会の会場で、出場待ちをしている時でした。
その方は「私は同じクラスにいた兵頭です」と名乗られた。名前は覚えていなかったが、
微かに見覚えがあるお顔でした。
64年振りの再会で、姿形は顔も体も変わつているので何んで解かったのですか?と聞くと
1年前に詩吟の会報に掲載された新入会員紹介の小林初江の文章を見て、内装材料卸を60年
してきたこと、80歳を過ぎ仕事も手が離れ、これから余生を楽しむための一つに詩吟も始めた、
ゴルフもしている。この内容を読んで同級生の小林初江だと確信したそうです。
同級生は、いたいつか必ず会う日が来ると思って居てくれて日が、今日の11月24日だったのです。
1年前の会報を見て1年間心に温めていてくれたことがとても嬉しく、奇声を上げてしまいました。
私は同窓会に今迄1回しか行きませんでした、その1回の会で私のいる場所では無いと思ったからです。
皆さん60歳くらいでしたか、定年の話と病気の話でもちきりでした。
私は60歳一番経営も佳境に入り、皆さん関心事や興味の話が合わないので、これきりでと思いました。
それから20年が経過して64年振りに声を掛かられ、再会した同級生に親しみを覚えいい感じでした。
来春同窓会が有るから来ませんかと声をかけられたので、私も以前と違い、ほとんど仕事離れているので、
皆さんの話に違和感は感じないかと思うので、試しに参加させてもらう気持ちになりました。
兵頭さんは結婚して小野寺さんだそうですが、若々しくてきれいな方ですが、男性はおじいさんに
成っていると聞いたので、昔のイメージは無い人と考えて参加しないと、がっかりしてしまいそうです。
64年ぶりの再会も何かの縁ですので一度参加して見ましょう、欠けた人も居るそうで総勢で、1割程度の
20人位だそうなので、「生き残りの会になりますね、それではご連絡をお待ちしています」
とご挨拶して解散しました。
私は80歳の手習いで詩吟を1年半前に習い始めました。
始めたのが遅いので熱心に指導を受けています。そんな事なので先生も積極的に指導をして下さり、
薦められるままに素直にコンテストに出場をしています。半年で3回出場して、どの会も賞を頂いてます。
これは自慢に聞こえるでしょうがそうなんです、素直に自慢なのです。
私は60歳から浄瑠璃の新内をお稽古をしてますが、その新内の上達を目指して、ボイストレーニングも
2年前から指導を受けているので、詩吟を吟じても相乗効果で比較的に経験が浅くても、良く出来る様です。
熱心、やる気、向上心、声量があり、顔に似合わず綺麗な通る声が出るので、先生から評価されていますので
ぶたもおだてりゃ木に登る状態で、先生は登ればいいんですと言われます。
色々な事と人の縁が絡み合い、また一つ楽しい余生の材料が出来るかどうか、参加して見てのお楽しみです。
明日は13年してきた太極拳のメンバーからのお誘いで、女性3人平均年齢80歳位で昼食会です。
身体と時間の自由が利くようになり、交友が増えてきそうな様子です。
この年頃なので自由で、無理のない人と、無理のないお付き合いが出来れば良いと思います。