その1 配管が寿命で破損
突然2階の事務所天井から水が落ちてきていると騒ぎになった。
その天井の上は会長居住の洗面所がある、素人が見ても解らないので、何時もお願いしている設備やさんに連絡をしたら、直ぐかけつけてくれた。
タイルを剥がし配管をみると、原因はお湯の給水管が割れて漏っている事が判明した。
配管はベランダからお風呂を通り洗面所に至っている。これは大掛りの工事になると言われ
建築当時から数えればすでに40年が経過している。良く持っていたものだ。人間でいえば血管破裂で脳出血である。
いまどきの配管と異なり、昔は鉄なので腐食して漏ってしまったのだ。
さ~大変な事になる、当然お湯は出ない。配管を取出して、新しい配管に取り換える必要がある。取り出さないで新たな配管を露出でする方法も有るが、壁面が不細工になるのが嫌で、掘り返して交換をすることに決めた。
即工事を開始したら、2階事務所から営業時間帯で爆音がして、電話も聞きこえない。
その時は約1日コンクリートを愧ずる作業で騒音はつづいた。
事前予告なしの工事だった為、社員からはうるさいとクレームがついた。しかし給排水は待ったなしなので、「悪いわね、ごめんなさいね、一寸我慢してね」というより方法はない。
お湯が出ない、お風呂に入れない、シャンプーが出来ない、これはとても不便な事でした。仕方なく銭湯に3日行く、品川区中延に有る銭湯松の湯これがとても良い湯で、番台で570円支払い何年振りかでの公衆浴場。これが意外と気持ち良く、新発見でたまに行く価値があると感激した。
湯上りに時間を合わせ待ち合わせして食事をするのも、昔フォークソングの様な世界でいいなと思ったが、秋が深まり湯上りで冷えると良くないと、実現しなかった。
銭湯は自転車で10分ほどかかるので、夜は寒くなり、行く気が萎えてきた。
そうだ、歩いて500mのところに孫家族がおり、自分用のスペースにお風呂があるのを利用しようと思いこれも3日程通った。
なかなか落ち着いて入れるこれも【いい湯】でとても気持ち良い。こちらは湯上りが夕飯時になるので、「食べてゆく~」と声をかけてもらえるので、好意に甘えてご馳走になったが、毎日はやはり気が引けるので、「今日はいいわ」と遠慮する、気も使わなければならない。
そうこうしている間にお湯が出るようになった。
大工さん、床やさんの全部の工事が終了していないので、不便ではあるが何とかお風呂には入れるようになった。
残るは洗面台の取り付け、これも水漏れから10日で完成した。廉価品でもやはり最新式の機能は良く出来ていて節水型で自動で水は止まる、引き出しも使いやすい。
日頃懇意にしている施工者の方方にお願いして工事をしたので、小工事て手の空いているときに来てもらうので、完成まで1か月近くを要したのでお客様なら許されない工期だった。
前回施工してから20年なのでまだ壊れてはいないが配管の交換で洗面台も取り壊すことにした。それは一気に直せば、自分の寿命予測20年間は使用できる計算ると考えての事。
【お金はただ取らない 】 製品はどんどん進化して価値のあるものを提供してくれる 消費することで多少でも経済が回る。
一度きりの人生である、衣食住を満たした生活をした方がお得と78歳にして思える、配管破損の出来事でした。
その2 トイレが寿命で使用不能
9月にトイレの水が出なくなり修理を依頼した。直してくれたが部品がもうないので、次回不具合が出たら交換ですと言われ、いつ壊れるか解らないから、交換して置いたほうが良いでしょうとのアドバイスをされていた。
然し即交換するか、次回不具合が出るまで待つかの選択で、出来る限る使用してみよう。 業者は交換を進めるが、結構使用できるのではないかと思い、注文をしないでいた。
ところが11月突然水が出ない現象になり、交換せざると得ない事になった。器具の選択と、見積もり依頼はしてあったので、入荷と施工者の工程待ちとなり、こちらは1種間で完結
完全に私の判断ミスで、進められて時に交換して置けば、不便はしないですんだ。
何が不便だったかというと、用を済ました後水を流さなければならない。1階に行けばトイレはあるが、夜間はセコムのセットもあるし暗いし面倒なので壊れたトイレで用を足すこととなる。バケツに水を一杯に汲んで、その水を一気にトイレに流す、水加減が微妙で大・小の水量を加減したり、紙は流さないようにしたり、日々工夫をして流していた。
震災等でトイレが使えない大変さはこんなものではない筈だが、自分は結構順応して生活できると少し安心するが、大勢の人の集団では困難この上ない事で有ろう。
製品には寿命が有るのは解るが、メーカーの部品供給が短期間なので、使える物も廃棄処分するのは、どうしても気持ちがよくない。
節水機能は洗面も便器も同様です。それに汚れない工夫、掃除が楽な機能、自動センサー等々が付いて、使いやすく、美しい。これも又【お金はただ取らない】故の進化がすごい。
インテリア、住宅設備等々の流通業として、もっと声を大きくて、機能の充実、生活利便性を伝えて、リフォーム需要を拡大させる広報の役割を果たすよう、PR活動をすべきと思う
2件のリフォームの体験から、居住中の工事は困難が多い。細部への配慮ある行動が必要と身をもって体験した。
給排水管は血管と同じで寿命が40年が限度のようです。
キッチン、トイレは器具の供給期限が少なくなる傾向のようです売らんかなで仕方ない部分と積極的な進化する機能を提供するこの二面性が有ると思います。経済性をとるか、利便性をとるか各人の思考にゆだねるところが多いのですが、良いものをお勧めするのは問屋業の機能だと確信してきたので、率先垂範で年内にエアコンの交換も依頼しようと思う。
自分の残す寿命の内を考えると、最後の買い替えになりそうな気もするのが寂しいところではあります。