全ては自分の心が仕掛けた事。
よってすべて自己責任。
仕掛ける事には2種類あり。
A 公の立場、責任による使命によるもの。
B 個人が自分で判断して自分の意志で実行する、可・否、要・不要は自分次第。
AとBの両方が同時に重なり心身共に重圧となり、完全に体が壊れてしまった感が有る。
2か月経過して仕掛けた事は完成。壊れた体はようやく9割がた回復した。
Bは趣味の浄瑠璃の中の新内と云う古典芸能を15年間修業をして、師匠の宗家就任
家元を息子さんに譲られ家元襲名のおめでたが重なり、国立大劇場で襲名披露が
4月30日に行われた。
弟子の一人として15分間人間国宝の三味線と共に舞台に立つという幸運に恵まれた。
1年前に予告を聞いたときは、よろこび勇んでいましたが、今年に入り準備が忙しく
お越し頂く方のリストUPから、案内状の郵送、席決め、記念品、お弁当、等々の準備
家族総出で役割分担を決め万全を期して当日を迎える事になるのだが。
Aは本社事務所を1階から2階へ移動、倉庫を2階から1階への移動計画が1月から始まり
賛否両論が渦巻く中で、大勢の人の心配と懸念を聞き、解説をして相互の意見と知恵
を共有して細心の実行計画をたて夢に描いた通りの事務所と倉庫が完成した。
何故それが苦労であったかと云うと、今まで多くの設備建築に携わったが、大方自分の
意思で決めて来れたが、今回ばかりは勢力図が若い人に移り、自分の独断では事を
進められないことが大きな原因であった。
しかし移転には自分のこだわりがあり、経済的要素と余裕のある気持ち良い空間、
何より各部署の位置と動線、拡張性については、長い経験からくる感性があるので
譲歩できない事で、大変な精神的ストレスを感じて疲れ果てた。
Aの国立劇場の舞台では、日頃のお稽古の成果が出て、良く出来たよと師匠からも
来場者の方々からもお褒め頂き、嬉しい心地がゆらゆらと漂っています。
強靭な精神と体力には自信をもっていましたが、もろくも崩れました。
国立劇場出演と云う一世一代の晴れ舞台に向かい、下痢嘔吐腰痛に襲われ、
すぐに回復するかとの思いがとんでもなく、4月から手掛けていた工事が、翌日から
事務所の移動工事、仕上げてからの移動と沢山の工程に立ち会い、指示出しをした事で
腰をこじらせて治癒に長時間かかりました。
苦労した分ご褒美は大きく、事務所では社員が気持ちよさそうにすごしていて、
私の最大のこだわり倉庫は、見やすく、出しやすく、動線も考慮して完璧に納まりました。
嬉しくて、朝晩倉庫を見渡しては、良く出来ているとご満悦の毎日です。
これで各店の設備に関する大仕事は一先ず一巡して終了。20年は変更なしで使用
出来ると安心するところとなりました。
沢山の困難があったが、上手に仕上がり、結果オーライ。
近くにお越しの際はぜひお立ち寄り頂ければ嬉しいです。
結果、体調復活で元の私に戻れました。このあうんも掲載出来る様になった次第です。
ご心配とご迷惑を掛けましたが、二度とこの思いはしないと自制を心掛けて行きます。