武蔵小山26号線に、だれが見ても必要性のない歩道橋があり、そばを通るたびに無駄なのにと思っていた。
朝6時過ぎ太極拳をしに公園に向かう時、アッと思い良く見ると、なんと不要な歩道橋が解体中。ようやく品川区が気付き取り壊しにかかったのだ。
写真に撮ろうと思ったが携帯電話を持ち合わせていないので、太極拳が終わってから自宅に帰り7時過ぎに携帯電話を持って、26号線の現場へ向かった。
何とそこを通りかかった高校生男子が、その解体中の歩道橋を携帯電話を取り出し撮影した。思わず「どうして写すの」と聞くと、「昔から近所に住んでいるので、前から利用しない歩道橋で無駄だと思っていたのが、解体されてすごいなと思って、撮っています」と笑顔で答えてくれた。
その歩道橋を無駄だと思って気に掛けていた、そんな子供がいたことに私は感動して嬉しくなった。
「その感性を大事にしてね、有難う」と言って別れた。