約50年近く会社で苦楽を共にした清水夫妻が訪ねて来てくれた。
2人とも退職して、夫は登山三昧、妻は趣味と家族との触れ合い。健康で楽しい良い老後を満喫している。
昔から「社長が辞める時には自分も辞めるから」と言っていたのに。私がいつ引退するか見通しが付かない
ので待ってはいられないとばかり、さっさと退職してしまった。
現役時代にはまとまった休みが取りずらかったので今は十分に山を満喫している、今年すでに20回も登り、
夏には7日間も縦走をしてきたとの事で、胃がんを患い50㎏もない細い体だが、元気な様子が何よりでした。
中学をでて16歳で上京し、高校へ通いながらの勤務で、私の両親が食住の面倒を見ていたので
親の様に思ってくれて、毎年墓参りをかねて、私や会社の様子を気に掛けて、訪問してくれる。
もう一組本店で夫婦で勤めてくれていた、小宮夫婦も誘い5人で食事をして、昔話や子供や孫の話などを
して、大声で笑いながら、料理も美味しく、とても和やかに盛りあがった。
5人のうち4人が癌経験者でなんと80%を占めている事も、今の時代の先端を行く発症率だが、早期発見と、
医療と体質が合うか、本人の体力、生命力の有無で、寿命が左右されるねと上機嫌。
私は二組の夫婦のやり取りを見ていて、病気の一番の特効薬は愛情と思いやりと実感しました。独り身の
私は大丈夫かな?
本当に愉快な時を過ごせて、また次の機会を作ろうねと言っての解散。
コバヤシを退職してからの人生が、健やかで、お金や家族の心配もなく、過ごせている便りは私にとって
なによりのご馳走です。
私は仕事を完全に離れることは出来ないと思うので、やりたい事は、動ける内に今我慢しないで、行動
しよう、食べられるうち、行けるうち、楽しめるうち、みんな元気で長生きしましょうね。