12月末の1週間ほどいつも陣取っているおじさんのベンチが空席なのを見て「あれ~」
6年ほどの間に何回かベンチは空席になるが、病に倒れたか、強制的に退去させられたか、
自主的に帰宅か、死んでしまったか、とその都度思いを巡らしてしまう。
お正月が近いので公園でない方がいいよねと思っていたが、なんと31日おじさんがベンチに居るでは
ないですか。
大晦日から正月にかけて人が居る場所は、自分が一番生き易い場所、心地良い場所、居なくては
ならない場所のいずれかの筈だと思うので、ベンチおじさんに取って森のベンチが最良の場所なのだ
と納得です。
良かった死んでいないで、生き易い場所で年末年始を迎えられてと、心配が除かれてペダルを踏み
ながら、寝袋の中で「良いお正月を迎えて下さい」と心で声をかけて通り過ぎた。