10日 孫娘の成人記念に振袖の晴れ姿を見て感無量になった。
娘の成人式から早30年、娘も20歳の頃は綺麗でかわいいと眩しく見ていたが
その娘も50歳を超えて、すっかり生活の疲れが姿顔にでて、苦労の年月を過
しているのが見て取れて物悲しい。
思い起こせば私も50歳前後は一番疲労困憊をしていた時期で、同じような風体
だったのだろう。
その時期を通りこして、子供を成人させてようやく心身共に少しのゆとりが出来
自分を見つめて、自分の心と体に優しくしてゆける余裕が出来るのだと思うので、
今は頑張るより仕方がないねと、陰ながら見守っている。
親はそうゆう距離感で付き合うことが大事だと思わされることが、たびたび起こる。
【父母は常に子を念へども,子は父母を念わす】日蓮聖人
=親の心子知らず=
親は嬉しきものか、悲しきものか、と思えども、
ボケない限り死する時まで続くのが親の定めと覚悟する。
其の中でも、小さな幸に歓びを見出し、私は幸わせ者と思い日々眠りに就く。