坂東玉三郎の芸を近くで鑑賞したいな~と思っていたら、ツーリストのパンフレット案内で見つけた。
MOA美術館の熱海座能楽堂で、重要文化財「歌舞伎女方」保持者の坂東玉三郎が、口上と衣装解説と
三曲糸の調でお琴、三味線、胡弓を艶やかな花魁の衣装で演奏するのをまじかで鑑賞することが出来た。
歌舞伎座などとは違いより近くで、艶やかな演舞を鑑賞することが出来た。
なんと言っても美しさの最高峰の芸を見て置きたいと、今年は東銀座の東劇でシネマ歌舞伎の大画面で
見て楽しいではいたが、やはり目の前での実物に勝るものはない。御年73歳との事でやはり今が貴重になる。
終演後の夢心地のままでバスに乗り、芦ノ湖湖畔の宿プリンスホテル箱根芦ノ湖へ到着。
早速温泉に入り体を休め、7時から夕食となる。
一人参加が多いので、初対面4人での会食となる。
私のテーブルは80代2人90台2人という事で、差し触りのない話題で歓談しながら和やかに食事が進んだ。
90代で一人で参加して、話の内容も速度もなんの違和感もなく展開していた。
80代の二人は驚きました。ご馳走様でした、それではまた明日も宜しくお願いしますと言って席を立ち、
歩く姿を見て驚愕したのです。
92歳の昔は美人でしたと思われる人は坐っている時は気が付かなかったが何と腰が曲がっていたのです。
もう一人の90代の人は最後まで年齢は聴かないでといわれたのだが、90代中半と察するが、ヨーロッパの
山岳隊が登る山をほとんど走破してきていると、普通に話しておられました。
その山ガールも歩く後ろ姿をみて又驚きました、足が0脚していたのです。足を酷使した結果なのでしようか。
頭はきちんとしているが、骨にはその人の人生が反映されていました。
それにしても90歳でもツアーに一人で参加出来る、興味と、行動力と資金を持っているのは特別な部類の人々でしょう。
私を含む80代の二人は姿勢は問題なく運動も出来ているので、後10年は間違いなく色々興味を持って参加出来るだろう。
参加申込をした3か月前は,箱根芦ノ湖湖畔は寒かろうと気掛りだった。しかし富士山の雪もこの2~3日で解けて跡形もなく
写真に写る姿は富士山でございますと云えないほどの味気ないお姿。
新幹線窓越しも、駒ケ岳山頂からの眺めも今回の富士山は雪をかぶった荘厳な雄姿ではなかった。
ホテルの朝食後、箱根園を散歩していたが、駒ケ岳行きのロープウエイ9時の発車の間に合い、7分の宮中散歩
1300mの高地でも暑い位で半袖で、箱根神社の本宮まで登り景色を堪能して、10:30分時の集合に合わせて下山した
芦ノ湖で水陸両用バスにも乗り、昼食は富士屋ホテルで洋食ランチ、流石老舗ホテルお料理は味わい深い、
肉料理もアイスクリームも上等で美味しい。
朝食もしっかり頂き、お昼は食べられないかと思いきや、クラッシックホテルで美味しく食事を味わえた。
良い旅行でしたで、本当は締めくくりたいところでしたが、大失敗がありました。
時間に余裕が有りのんびり品川駅に向かったが、気が付くと時間がぎりぎりとなり、乗り換えで新幹線の入場券が必要で、
上手く買えない。駅員さんに入場券が買えない、時間がないと訴え、二人で駅構内を駆けて入場券がようやく買えたが時既に遅し。
2分遅れて乗れず、次列車に飛び乗って、新横浜に着く頃、次は名古屋のアナウスを聞き、いけないこれは のぞみ だ。
飛び降りて、次のこだまは20分後、結果熱海駅で切符代3,740を払い、タクシーでMOA美術館に向かい合計5千円の損失。
幸い玉三郎さんの舞台には間に合い鑑賞することは出来た。
人生で新幹線乗り遅れはこれで2回目、
前回は20年位前で大勢の人をお待たせしたご迷惑をお掛けした以来の出来事です。
この失敗は最後にして、時間に湯有を持って行動しようと胸に収めた。