4月1日から消費税増税が5%から8%へ実施され1ヶ月が経過した。
アベノミクスで個人も企業も右往左往しているたくさんの事例が見て取れるようになりました。
当然課税業者の取引は3%プラスして自動的に計算されて商取引は行われるので、事前の告知して
パソコンの設定を修正する事により、商取引の事務手続は何事もなかったように静かに進行していった。
しかしながら、非課税業者(年間1千万以下の取引業者)でもが税金があがれば商品の原価が上がるので、
商品本体価格を上げる必要に迫られる訳です。ちまたで見た腑に落ちない現象が多くありました。
日本そばやの店頭で、4月から外税価格になりますと古いメニューの横に添え書きがありました。
明らかに課税業者ではない店構えで、税金を8%預かっても、その金額を納税しないのであるから8%は丸儲け
汚い店先で、昔ながらの料理で、こんな値上げをすると、お客様は減りますよと影の声を掛けたい気分でした。
粉や出汁諸原材料の仕入原価が上がった分と利益を少し加算してもせいぜい5%未満位の値上げが正直な商い
と思いますが、価格表を書きなおすこともも面倒なのでしょうかね。
またゴルフのレッスン料が4,500円が5,500円に18%も高騰、理由は消費税とは言わずに、アシスタントを
入れた、練習場をきれいにしたと言われ、「先生500円でなく1,000も上げるのですか」、と私の口から思わず
言葉が飛び出す。2か月でそのアシスタントは、レッスン担当を始め、稼ぎはじめていました。先生の扶養者では
無いのに、なぜレッスン料が高騰するのか理解出来ません。
自宅に来ていただいて施術をして下さる整体の先生は、1万円が1万1千円に.値上がりし、
[ 澄穏 ]という名でコンデショニング自営をしている我が娘も施術費の5千円を6千円に値上げ、
「課税業者じゃないのに便乗値上げはお客様を無くしますよ」との私の言葉に
「お客さまから内容が良いのに安過ぎると言われているので」と少し恥ずかしげに言う。
何人にも変えられない、独自の高い技術を持っている人の値段は自分主導で出来るが、
インテリアの流通業界では壁紙も施工手間代も些少の値上げを認めて頂くのに苦慮するのは
私どもの商いは何処からでも、同じ商品を、安価に購入できるので、悲しいかな価格主導権は市場にあります。
嘆いている場合ではなく、かけがえの付加価値を創造し提供する事を更に追求するのが、生存競争に勝つ道と