友人から映画に行った話を良く聞く、しかし「どうして時間を確保するの、何時行くの」と思いながら聞き流していた。
土曜日の新聞で 「蜩の記」 の評論が写真入りで出ていた、役所広司、岡田准一、原田三枝子、寺島しのぶの
俳優人、撮影が黒沢明監督譲りのマルチカメラ方式、美術とロケーションが素晴らしいとの内容に 見たい!!
直ぐ見たい、 なにより葉室燐直木賞受賞小説に興味が深々となり、何処・何日・何時にやっているかとネット検索
日曜日の朝一番9:40分上映の席を、娘に予約してもらった。
新聞解説にあつた通りの、家族の人間模様、武家・農民社会の理不尽さ、10年の期限付きの身の処し方
うちろう四季の景色、農家のたたずまい、私は何より和服の色とその風合い、絣の着物に紬の帯、麻の裃・袴
の調和の美しさに見とれた別世界での体験、2時間の夢時間、友人は是が映画の魅力と感じていた事を理解。
何で今まで映画館に行かなかった、行けなかった、色々条件が整わない為に映画鑑賞と云う素晴らしい事を
出来ずにいた事を後悔して、これからは、シニア料金でもあり、ネットの予約を教えてもらい、サクサク行こう。
作者の葉室燐の本を以前知人から頂いて読んでいた事で、今回映画を見たいとの興味に繋がり、帰り道で
原作を読みたくなり即購入、これで苦手な読書がサクサク出来れば、また別世界に入れる予感がします。
台風で雨風の強い中、映画を見てから、軽くランチをとり3か月前から予約してあった「大江戸寄席と花街のおどり」
を見るために有楽町国際ホーラムCホールへ向かい、時間調整で本を読みながら30分ほど待つ。
日頃は時間ぎりぎりで駆けつけるのが今回は出先から回り,雨で寄り道も出来ず早々と会場へ到着となりました。
これが、休日でゆったり時間が流れる気分を味わいました。
30分の開場ですが、これがなんとも花やいで、花街のおかみさん、旦那衆、お姉さん方々で和服の乱舞。
その着付けの良し悪し、着物と帯の相性、値踏みをしたり、舞台前にもおおいに目を楽しませてもらいました。
一部の落語はやはり1500席の広い会場で聞くものではなく、また柳家権太楼師匠と林家正蔵の技量の違いも
感じられました。第2部花街のおどりは東京の六花街の芸者衆が勢揃い今回で4回目でしたが、私は2回目の
鑑賞でした。江戸芸者衆粋な艶姿を堪能させてもらい、豪雨のなかを満足げな顔をしてご帰宅となりました。