休日なので予約していた美容院に行っての話です。
「暑くて汗をかいても、休みの日には何回でもお風呂に入れるので、少しは楽ですね」と云うと
「そうですね、日本人はお風呂が好きですよね、じつは親父が風呂屋をやっていて、よく言っていたんですよ。
日本人は風呂が好きだから風呂屋は絶対つぶれない商売だから、喰いぱぐれはないよと」親父は云いましたが
「まさにその通り風呂は好きだが、生活が豊かになって、各家庭におふろが普及して、結局風呂屋はつぶれました」と
「考えが及ばなかったんですよ、親父はおかしいですよね」と美容師の先生が笑って話していました。
昔は貧しくてお風呂の有る家庭は少なく、毎日星空を見ながら銭湯に通った思い出があります。
戦後の混乱から立ち直り、少しずつ生活が豊かになり、庶民の生活も変わり、銭湯も少なくなりました。
当社の商いであるインテリアは,和風から洋風、新築から改築リホームと、生活様式、時代背景が進化しても
その変化につれてビジネス展開が出来ているので、いつの世にも必要とされる、本当に有り難い業界
であると以前から、思っています。
しかし少しで時代の変化、市場の変化に対応できないと、消え去る危険も多い事です。
お風呂屋さんも創意工夫で繁盛しているところもあるし、インテリア業界でも新陳代謝が盛んで淘汰されてます。
業界を問わずの生き残るにはその存在価値を認めてもらえることが必須条件と更なる認識をした休日でした。
2013.7.13 酷暑の夕方に