年賀に使われるタオルの質がこの数年急激に落ちてきました。
なぜ其の事に関心を持ったかと言うと、22年お年賀に当社も10年ぶりにタオルを
復活させることにしました。
吟味をして良いのを選択しましたが、厚すぎて使い勝手が良くありませんでした。
反省をうけ23年には再度見本を取り寄せ、使い勝手の程よい厚さのタオルを注文し配布しました。
タオルは熨斗紙をつけビニール袋に梱包されているので中身の検品はしませんでした。
仕事初日、配布残りのタオルを手に取った際に、《アッ軽い、薄い、おかしい》と感じて
保管していたサンプルとあわあせて見たら、寸足らず、織り目が粗く,目方が軽い事が発覚しました。
早速問屋に連絡し、見本と現品を送り返してからの連絡は、「申し訳ありません品物が違いました」との返事
交換しますからと言われても手間が大変だし、仕方なく残りだけ交換して事を納めることにしました。
仕事柄年始にはたくさんのタオルを頂戴します。
毎年松が取れると戴いたタオルを整理し、包装を解いて畳むときに 「あれ~」
なんと寸法が短い短い織り目が粗い当然軽い
フェイスタオルとして使うのは無理で,台フキンか雑巾にしか使えないと思うほどです。
それでもまだネーム入りのタオルは看板をしょっているので良質のが多いです
ネット社会で、景気も悪く、経費を掛けられない、解る人がいない、誰も気に掛けない、
諸般の理由が重なり、安かろう悪かろうの商品が蔓延することになる訳です
テッシュペーパーも同様にサイズダウン,肌触り、枚数の条件が悪いが1箱単価が安い品が売れてます。
他にも安かろう悪かろうたくさんありますが、
一方逆に品質重視で価格は高くても良い商品をと云う消費需要も多い二極化現象です。
インテリア業界では安かろう悪かろうではなく、適正価格で良質なインテリア空間を提供するのが使命と思います。