4月は社員の入退退社のはざ間で、新卒を迎え入れる期待感、嬉しさとに反し、寿退社であれ退社する人 |
を見送る寂しさと、業務引き継ぎで大わらわ、それに輪をかけて来年の新卒採用も始まり、2重3重苦となる。 |
さらに輪をかけ5月になると、経理担当者の病気療養が決まり,代わりに経理を解る社員は皆無となった。 |
日頃から,Wキャストの体制で運営をしなければと叫んでいたにも関わらず、対応が出来ていない状態で |
経理の欠員で大事な会社の機能がマヒする状況になったのが半年前でした。 |
実務から遠ざかっていた私と社長室の社員で、急場しのぎではあるが、得意先の入金処理を間違いなく行う、 |
請求書を遅れずに発行する。仕入支払も絶対遅れたり、間違えてたりしないで行う。 |
この2点だけ厳守して、遅れても問題ない案件は後回しにして業務をこなしながら、中途採用で経験者を |
急遽募集、ありとあらえる媒体を駆使しての事となった。 |
銀行、知人、近所の友達に「誰か勤めてくれるひとは居ないか」と聞き廻る事態となり、20年振りの困惑でした。 |
しかし直ぐに経験者が入社し、一緒に3か月も仕事をすると、慣れてだんだんお任せ出来る様になりました。 |
欠員が出来て、自分と未経験者と2人で 「何とか遣るしかない、やれば出jきる、出来ない訳はない」 と、 |
自分に言って聞かせての3か月で有りました、弥生会計と業務システムの数値が合わずに、夜中、早朝 |
計算式を考えては目が覚め、パジャマのままで事務所に降りて,考えた計算式を検証したりも有りました。 |
10月からは嘘のように事態が改善し、半年前と同じ時間が流れる様になり、3階の社長室で一人で執務が |
出来る時間が取れる様になりました。病気療養中の社員も半年経過して、順調に治療効果も上がり、 |
桜の便りが届く頃には復帰出来るのではと思える程になり 「苦あれば楽あり」 を実践した半年でした。 |
今回の苦境を救ったのは何かと考えた時に私は 「会社の体質が危機を救った」と思ひに到りました。 |
その理由は中途採用の仲介会社が、当社の帝国データ―バンクの資料を見て、応募者に中小企業で |
こんなに内容の良い会社はなかなか無いですよと説明をされた事と、面談で会社の理念をや経営方針を |
説明した時にこの会社にぜひ入りたいと、3人とも思ってくれた事を後で聞くことができました。 |
自分で良い会社に育ったとは確信していますが、外部の目に信用と云う固さと、理念と云う温かさを |
実感してもらえ、入社希望に繫がった事で、危機的状況の 「会社を会社が救った 」と感無量でした。 |
半年間の実務で改善項目も解り、実践することが出来て、さらに仕事をする嬉しさと自信を感じました。 |
「困難に挑戦して、乗り越えて強くたくましく成長できる」を72歳で体感しました。 |
私には同じことをもう一度やれと言われても体が持つか保証がないので、危機管理で,Wキャスト体制 |
管理体制を私がいなくても、問題発生の内容の整えるのが、最後の仕事と確信しました。 |
この感動を若いこれからの時代を背負っていく方々に味わって貰いたい。切実に思う今日この頃です。 |