骨折をしてから7ヶ月が経過した。
まだ体調は完全には戻れず、膝の痛みが残っていて不自由を感じながら生活をしている。
それでも、そろそろ、よたよたで杖を頼りに動いて居た時から比べれば、7~8割方良くなっている。
身体が良くなって多少動けるようになると、人に逢いたくなってくる。
会って元気になった姿を見てもらいたい、皆さんどんな顔をするかな、どんな言葉が発せられるのかなと
そんな想いがしてきた事で、身体が回復してくると、気持ちも積極的になって来るのを感じるようになった。
いくつかの会に参加していたので、一つずつ体調を考えながら無理のないところで、出席する事が始まった。
どの人と会っても、どんな会に行っても、皆さんの眼差しが、言葉が、笑顔が、やさしく、温かいのです。
いままでの何倍も感じるのです。
私がこの頃皆さんの優しさ、温かさを沢山感じるのです、うれしいのですと挨拶をすると、
皆さんが声が一斉に揃って
それは初江さんが気が付かなかった、感じなかったでけですよ。何時もと同じですよといわれ
会場が爆笑に包まれた。
そうか自分の心が緩んで、敏感に感じることが出来るようになったのだ、
今迄は鎧をつけて気を張ってお付き合いをしていた様なものだったのでしょう。
これからは素の自分で肩肘張らずに心を開放して交友をして行こう
82歳では遅い感もありますが、人の優しさに気が付いたことで楽しい余生が過ごせそうです。
また貴方は何でも一生懸命に突き詰める性格だから、
無理しない、やり過ぎない、さぼる事もしないと駄目ですよ。とこれも同じ言葉を掛けられた。
病院で先生、看護婦さん、リハビリの先生に沢山言われてきた言葉を、今日も皆さんから言われた。
私の生き方をどなたも同じ様に感じているのが、まぎれのない事実でありました。
もう無理はしません、あんな痛く苦しい思いはしたくないので。
身体が良くなり動き始めると、頭の思考回路が復活してきました、
もう良いかなと思い中断していたことも、復活し始めました。
今回の骨折では良い事もたくさん感じたので、プラスマイナス結果良しと出来そうです。