第55回全国吟剣舞道大会が令和7年11月11日に7年振りに武道館にて開催された。
日本の伝統芸能である剣詩舞道の最大のイベントがおこなわれた事と、そこに出場出来たことの
めぐり合わせを大変に嬉しく感じております。
武道館出場は、色々の文化・芸術芸能に触れる人には、まさに憧れの聖地で武道館への出場を夢みて
日々鍛錬をして多くの人があこがれているはれの舞台です。
色々の巡り合わせが幸運に天から降りてきました。80歳で老後の趣味の一つとしたいと思い詩吟に
興味を持ち、縁があり入会したのが全国組織の岳精流日本吟院多摩岳精会でした。
入会してからまだ2年半足らずですが、全国大会出場の機会に巡り合う事ができました。
何事でも継続するには好きになる事、好きになれる条件を整えるのが大事に思います。
その一環が日頃の練習がわくわく、ドキドキして楽しめることが大事だと自分の経験で思います。
詩吟だけではなく何事も習得・上達に共通するのは、
自分自身が、何故学ぶのか、何を目標にするのかを定めて、努力する事が大事で
組織側では色々なイベント、仕掛けで意欲を維持させて向上を目指す気持ちにさせる事、
お仲間が気心が合い稽古する楽しい関係性が出来ると、挫折しないで向上心を持ち、挑んでいけると思います。
その挑む循環関係性がうまく合致して、今回の武道館出場につながったと思います。
自分の挑戦する思考、組織の仕掛け、厚い指導者と仲間、環境が見事に整い、短期間で基本的な事が習得出来て
経験の浅い自分が出場するチャンスに繫がったと思いました。
趣味芸能の世界でも、どれだけ真面目に正しい方法で長く継続し続けるかが上達の秘訣だと思うが、
私の詩吟は80歳から始めたので、人一倍考えて良い稽古を積み重ねて、追いつけ追い越せ位の強い意識を持つ
そんな気概が必要と思うと、結構なプレッシャーがかかってくる。
その苦しさを心身が克服し、詩吟という趣味の世界を楽しみ、高めてゆければ又一つ宝物を手に入れる事になる。