さくらの花びらが華麗に舞い散り、 次ぎは「私の出番」とはなみずき、 藤棚からは紫の花房が良い香りがふりまき、
「私は洋ものです」とチュウリップ、首が長く伸びて「私の命もうこれまで」 と言って花びらを落とし、街頭の皐もつつじも
ゴールデンウィークを待っていたとばかりに咲き誇っていました。
しおれた花が葉にまとわりついて汚い様相になると、テレビから沖縄では梅雨入りとの報道が流れ始めます。
半月もすると東京も梅雨入りになると思うと、今の心地よい気候を十分に味わわねば、浮き足だちます。
その頃になると 「私は此処に隠れていたのよ」 とばかりに頭をもたげて 存在感を表すアジサイが色つき始める
今日この頃です。
季節が移ろうなかで、花は見る人の心に微笑みかけてくれる,本当に有り難い存在です。
どれだけ多くの人達が恩恵を受けているかと思うと花守の方々に、心の中で 「ありがとうございます」 と
感謝するばかりです。