3月31日日曜日 品川プリンス映画館の中にある売店での出来事
ポップコーンが 「 アッ 」と云う子供の声と母親の視線の中で、容器から床に投げ出されたように転げ落ち散らばった。
散らばったポップコーンを寄せて拾うにも、どうしたらよいかと母親の困惑する哀しげな表情をした瞬間に、
アルバイトの若い女性が片手には箒と塵取り、もう一方の手にポップコーンのカップを持って静かに表れ、
子供にカップを渡し、ほうきでポップコーンよせて塵取りの中に収め、「ありがとうございます」と云う母親に
笑顔で軽く頭を振ってカウンターの中に入っていきました。
瞬時の出来事でしたが私の脳裏には、子供を3~4人(?)つれて暮らし向きも楽ではない様子と感じましたが、
子供が欲しがる(大人も何とも言えないいい匂いで食べたくなり、私も孫と量的にも速度的にも遜色なく食べた後でした)
ので仕方なく出費を気に掛けながら買ったのに、こぼしたことで子供に対する怒りと、子供の落胆をみると、
もう一度買おうか買うまいか、掃除をどうしようかとの悩みを長引かさない内の店員さんの見事な振る舞いでした。
確かにこぼれる危険性は大で、春休みで混雑している中、大人でも子供や荷物に気を取られ何人かこぼしてました。
私も初めての孫2人と映画に行き、10歳の子は喜んで見ていても、3歳の子には面白さは理解出来ず、飽きてしまい
ロビーでサンドイッチを食べさせていた時の出来事でした。
マニアルがあり共育されていたのか、アルバイトの人が自分で判断しての行動かを確認はしませんでしたので
解りませんが見事な対応で思わ店員さんには 貴女は「えらい」 子供には 「良かったね 」 おかーさんには
「良く声をあらたげて子供を叱らないで、また追加出費が出ないで良かったですね」 と心の中でつぶやいていました。
そんな春休みでの4時間孫守りデビュウーでした。
「こんなに疲れる事はもうしないよ」と娘に宣言しましたが、孫の 「おばーちゃん~」 と云う鼻声の誘惑に勝てる自信はないのです。