2021-9 秋風が吹き変化が押し寄せ
衆議院の解散総選挙が行われました
10/31衆議院解散総選挙が行われました。自民単独で安定多数を獲得、立民は議席減、維新が大きく躍進し第3党になるという結果になりました。投票率の上昇からも、国民の政治・政策への関心の高まりを反映する結果となりました。今後は、財源の確保をどうするのか明確にしたうえで、各党それぞれ政策の実現に向けて取り組んで欲しいものです。
2011年に発生した東日本大震災復興に掛かる費用は特別税として企業と国民は未だに徴収され負担をしています。更にこれからは、コロナ災害の税金負担が加算されることになります。コロナ対策費用がどれ程なのか、計り知る事は出来ませんが、本当に必要としている方々に適切な対策と配布が行われ国全体が息を吹き返す事を切に願います。
政治家は国の運営を担うのですから、限りある条件下で成果を生み出す経営感覚がもっと必要だと思います。
渋沢栄一の様な論語と算盤を兼ね備え、天下国家を論じ運営できる政治家が現れれば日本は救われるのですが。
物価上昇が多岐にわたり
・レギュラーガソリンの価格が3年振りに\160台/ℓまで値上がりしました。様々な背景・要因があっての事ではあるでしょうが、20~30%もの値上は、家計・店舗運営・会社経営など幅広い経済分野に大きな負担を及ぼします。
・食品原材料の高騰も顕著です。家計はもとより飲食店の原価計算にも値上がりの影響がひしひしと現れています。
・配送費用負担も各流通段階で増加しています。環境対策・調達費・人員不足などその要因は多岐に渡っています。
・インテリア資材では、壁紙・塩ビ床材・ファブリックなど殆どのアイテムが値上がりとなりました。経済新聞でも大きく取り上げられ、内装業者の方々も転嫁しやすい広報活動が行われていますが実態の把握はこれからです。
・東京都心のマンション市場は東京五輪の影響で下火になると思われていましたが、逆に活況を呈し相場は上昇に転じています。
消費税のルールが大きく変わります
・2年後の令和5年10月1日より、適格請求書保存方式(インボイス制度)が導入されます。
・その適格請求書発行事業者になり登録番号を取得するための申請受付が、10月1日から始まりました。
・制度がスタートしてからは、適格請求書等の交付や保存が仕入税額控除の要件となります。
・適格請求書を交付できるのは、税務署に登録申請をした適格請求書発行事業者(課税業者)に限られます。
・売上1,000万円以下の非課税業事者でも登録申請をすれば課税業者となり登録番号が取得できます。
導入により課税・非課税事業者の方、双方へ影響が生じます。実際の運用まではあと2年間の猶予が有ります。その準備期間中に制度の内容を理解し周辺情報を集めながらどの様に対応するのか、個々にその方向性を検討しなければなりません。国税庁のホームページにアクセスすると詳しい資料も掲載されています。また、YouTubeでも要点をまとめた動画が多数有りますので、一度ご覧になって見ることをお勧め致します。