経済が壊れる = 8月18日の報道によると、世界主要国の4月~6月に掛けての実質国内総生産
(GDP)は前年同月比△9.1%となりリーマン危機時の3.5倍の落ち込みを記録。
地球が壊れる = 「猛暑」「豪雨」「地震」「干ばつ」、、、世界中で生活環境の崩壊が加速している。
【 知って、恐れず、日頃の対策が窮地を救う 】
一方、身近な建築・リフォーム業界では比較的幸いなことに、飲食・旅行・イベント業界の様な大打撃な落ち込みは見られていないのですが、不穏な情報が入ってきています。
業界情報
1.値下げ要請が有ったが、それをきっぱり断った
苦しいのは皆同じなのに、大手ゼネコン・デベロッパー・建売業者が協力業者に対して、「コロナ禍で業績が思わしくないから価格を下げるように」と迫ったという事例が散見された。
それに対して、日頃限界まで単価を抑えて無理難題に対応していることに自信をもって、「何を言うかときっぱり突っぱねた」と言ううれしい情報をキャッチしました。
コロナ禍由来の落ち込みを業者に負担させようとする安易な手法しか思い浮かばないのでしょうか、、、自社利益確保を優先するのではなく、知恵を絞って企画力・提案力で勝負しようという思考回路は無いのでしょうか!!
どうぞ、価格の下落交渉には根拠を示して毅然とした態度で対応される方が、好結果を得られる筈です。内装業界は建築の最終仕上げを担う円熟した技能をもったベテランが不足する中、若い担い手を育てながら、良質なサービスを恒久的に提供してゆけるよう価格交渉にはひるまず胸を張り適正価格を提示するべき時代です。
2.7月29日、壁紙メーカー工場で火災発生
複数ブランドメーカーの品番が該当し市場供給の影響が出てはいたが、復旧作業の目途が立ち8月下旬から供給が復旧され始める。
3.7月29日、日本ビニル工業(株)が自己破産を申請
各ブランドメーカー見本帳に同社が製造している商品が収録されていたが、製造元を切り替えるなど代替供給の手配が成されたことで、壁紙については大きな市場混乱は発生しない模様との事でした。
壁紙以外にアコーディオンカーテン、ビニール襖紙にも採用されており、需要は少ないながらも見本帳有効期限前に品切れが起きることも懸念されます。
ビニール製造会社の老舗が自己破産を申請することになるとは、商品調達だけで無く今後のビジネス展開やその在り方を考えさせられる出来事です。