私の土曜休日は自転車で動き回る事を好んでする、8月1日の出来事
その店の特徴は3つあり
その1 特別に美味しい、 自然な味で時々どうしても食べたくなる
その2 昼前には売り切れる、 全部売り切れて昼で閉店、そんな繁盛店
その3 売り子に愛想がない 必要最低限の言葉のみで、「ありません」
その日によるが昼前には売り切れで閉店、そんな繁盛店なので、早い時間に買いに行く必要性がある。
今日は10時に着いたので、目的のかんぴょう巻、お稲荷さん、お赤飯小、は全部揃っていた。
自分の一人分と娘家族4人分を買う事が出来てご機嫌(こんな些細な事が嬉しいのです、売り切れていると落胆する)のです。
帰り路での②出来事に続く。
その呉服屋の軒先で奥さんとご主人が開店準備をしている。
通常は自転車で通り過ぎるのだが、休日は心が緩んでいるせいか、つい吸い寄せられるように店先で止まる。
「欲しい物はないんだけれど、一寸目の保養をさせてくれる」声をかけた。
目に留まったのは久留米かすりの生地で出来た涼しい肌触りの部屋着で、今使っているのはもう駄目になりそうなので、1万円だったのでつい買ってしまった。
お会計をしたら夏のセールで抽選券をくれた「当たる訳がないからいらないわ」
と云うと「この店から当選が以前にも出ているの」と奥さんが言うので「あたり番号を確認するのも忘れるから、預かってもらい抽選日に確認してくれる」と云うと
「良いですよ」という訳で電話番号と小林初江とメモに書いて渡して帰宅した。
8月9日猛暑で体がだるく何をするでもなく、だらだらとしていたら電話が鳴り、聞きなれない声で「小林さんですか、呉服屋の住吉屋です」「どうしたのもしかして当たったの」と聞くと「そうです4本当たって全部で21,000当たりましたよ」
この電話で体がシャキンとして、そうかそれではお礼に行こうと、馬込に行き美味しい大学芋のお土産を買って呉服屋さんを訪問。
当り券に名前と電話番号を書いて金券を頂いた。「金券預かっておいて、涼しくなったら必要なものも出るでしょうから、今欲しいものが無いから」というとそれはダメなんです、8月23日までにお買い物をしないと無効になりますとの事、そうゆう仕掛けなのかと理解してそれではと店内をみたが、夏用の呉服は今あるので十分だし、暑いのでなかなか着ないし、と思ったが、そうだ9月に新内の浴衣さらいの会があるので道行代わりに単衣の羽織があればと良いと思ったら、丁度いいのが54,000円の品を半額の27,000赤札が付いていたのでそれを買う事にした。
結果7千円の超過分を現金で支払う。抽選セールはこのような需要喚起の方法と理解と納得をして、売る方も買う方も、商店街も良いので、熱中症寸前の体が回復して良かったとまたウキウキと自転車をこいで帰宅しようと思ったが、
この嬉しさを伝えるべく、荏原中延の金物屋清水屋の看板老女(息子の小学校時代ママさんテニスからの友人)に逐一報告「どうしてお金に不自由してない人に当たるのかね」と言われた口からすぐに、「お金を使って回しているから、回ってくるんだね」と流石商店街名物女将の商人魂の言葉を聴いて、「そうだねコロナが落ち着いたら美味しいものを食べてお金を回そうね」と挨拶して帰宅。良い休日になった。