2019年もはや2か月が経過してしまいました。
昨年は激動の連続・連鎖で翻弄されましたが、今年も更に混迷が深まる感があります。
企業の質、人の質低下が取引の中で、企業活動に支障をきたしています。
役立つ社員、役立つコバヤシをさらに追及して高めてまいります。
それが今一番求められる事だと痛感し、その能力向上にむけ、たゆまず訓練をしています。
今年も相変わらぬご指導、お引き立ての程、どうぞ宜しくお願い致します。
’19-1 2019年4月の法律・ルール改正
2019年以降の予測される変革の中で、直接我々に出る大きな影響は働き方の追求が
中小零細企業にも適用されることです。休日を増やす事での実労日減少は大きな負担です。
直近では年末年始の9連休、5月の10日間と大型連休に2回も遭遇します。
若者は休日が増えて大歓迎だが、働く側、稼ぎ出す側からすると大きな迷惑ともいえて、
実業者は仕上がる仕事量の減少をどのように補填するか、資金繰りはどうするかと悩ましい
事です。政府は働き方に合わせて稼ぎ出し収益性を増す施策の提言も必須かと思います。
4月1日から改正は適用されます。
・残業規制/長時間労働の制限 36協定で月45時間年360時間までが可能
・勤務時間インターバル制度 仕事を終え翌日の仕事開始まで8時間をあける
・高度プロフェッショナル制度 高度な業種の労働時間規制の適用外とする
・外国人労働者雇用制度 単純労働に外国人労働者の就労を認めた
14分野の仕事に5年間で34万人受入れが見込まれ、すでに建築現場で多くの外国人が
働いています。国籍を問わず見込み有る人材の発掘・育成が、企業存続のカギとなる様相です。
’19-2 銀行の年末年始6日間連休の影響
このたびの銀行の休みは12/29.30.31. 1/1.2.3.の6日間で、また今年も6日休みになる。
年末長期休みでの一番の心配事は入金と支払いの時間差による資金不足です。
それを見越してお客様には、休日前の28日までにお支払頂くようお願いの通知をさせて
頂いていました。
当社の支払い約定日は月末だが、通常前日に振込む、且休日に掛かる場合休日前に振込む。
得意先からの月末約定振込は、①指定日前 ②指定日 ③指定日後の入金に分類される。
仕入支払は28日、得意先からの入金は①28日以前②31当日が休みでどういう状況になるか。
休日前振込のお願いはしたものの、もしもの未入金危険を回避するため、短期借入を実行し
仕事納めとなった。年仕事始めで確認した入金結果の約定日前と当日翌日の件数比率は
12月 ①前79% ②当日12% ③翌営業日6%
1月 ①前22% ②当日62% ③翌営業日4% という結果になった。
年末年始の長期全国的行事では、休み前に振込手配率が高いのが認識され、安堵した。
時代と共に、約定日前の支払いが普通の商慣習として定着してきたのも時代の変化の現れで、
これで5月10連休の資金繰りは明確に予測できます。しかし実労日の減少はどうするか悩む
ところですが、是も前倒しで効率よく受発注、施工を仕上げる工夫で時代の変化を乗り切るしか
手がありません。これも変化対応力であると心して臨む覚悟を決めました。