「人の心が、年の初めに届く国」 日本郵政
年1回遠くにいても、年賀状での音沙汰があり、安否を知る事が出来る1枚のはがき。
家族の成長・自分の現状、相手への思いをはせて、心と心が通い合う年賀状。
微笑ましく思える内容、元気のない気掛かりな文面。
年賀状の交換はとても価値のある習慣と思います、しかし近年は変化の兆しが見えます。
・お知らせが有り「寄る年並みで賀状は失礼させて頂きます」で終決する人
・途絶えていたのが復活した人
・一度も賀状が来ない人 と色々です
年末の賀状作成準備と年始の後始末は大変な負担が掛かります。
とは言ってもやはりもらって嬉しい、差し上げて歓ばれる、この感動があるから、
年末の多忙な折でも大方の人は頑張って準備をするのが実情ではないでしょうか。
しかしその負担が重いと感じたり、もらって嬉しいと思う気持ちが薄れたりして、
嬉しさと、嫌さのバランスが崩れて取れなくな時に、人は年賀状の発信止を決心するのでしょう。
人生の最終コーナーを世間のしがらみを解き、心易く気楽に振舞う事は正解であると思います。
何の遠慮も要らないし、誰も失礼とは思いません。逆にはっきりした意思表示は好印象さえします。
思えば私の親もそうでした、「 もう出すの止めよう、面倒だから 」と
代筆している家族に言い出したのは、体が不自由になり寝ている時間が多くなり始めた頃でした。
年賀状廃止宣言をした方は、出すのは嫌でももらうのは嬉しいだろうか?
こちらからは出そうかな、出したら迷惑かな? などと賀状1枚に気持ちが揺れる現役世代の私です。