「年越しをご一緒に」と今年もお婿さんから誘ってもらった。8年前に馬込から近所に引越してきて
からの事です。娘は4度の出産、2度の幼い子供の病死と深い悲しみと試練を乗り越えて、自分を
取り戻し二人の女児を育てながら、自分の天職を探し当てて、女性の体調をコントロールする仕事で、
患者さんに歓ばれ女性専科の整体で遣り甲斐をを感じて仕事をしている。
理解のある夫に支えられている事を、また大人のような子供の様な2面性のある中学2年の子供にも、
かわいい盛りの保育園児の5歳の娘にも、そんな家族に支えられて生活が成り立つている事を理解
しているか疑問に思う言動をする事が時々ある。
娘が自分の感情で子供をしかりつけたり、孫が反論しているのを見ると、嫌な気持ちになる。
と云う事も有り、3階にある自分の部屋で泊まったり生活出来そうにもない。
私の子育ての時も恐らく同じような光景が有ったのではと思うが、切羽つまった昔の状況とは
比べものにならない程、平和な今の時代なので違和感を強く感じてしまいます。
それでも最近は少し落ち着いてきた様で、手作りのお節料理を沢山準備していた。
鰹節で取った自家製めんつゆも美味しいおそばと、私の持ち込みの武蔵小山の異色のラーメン店
のお節料理を濁り酒と共に美味しね、美味しねと、一年の労をねぎらいながらゆっくり頂いた。
娘が「今年の年末は楽だった」と料理をしながら言った。
私も「今年は楽に準備が出来て疲れていない」と、他の子供達家族も、妹家族も異口同音と思える。
なぜかと考えると、まずは子供のお受験がひと段落して、子供達も成長し、親たちも気持ちの余裕が
出来ているからだと思う。
またこれから子供たち、交友関係、異性関係で親をやきもきさせる時期も直ぐ来るだろうし
次の試練に耐える心の準備期間と、つかの間の静寂を味わえばよいのではと思う。