何日に来れますかとご連絡を頂き、10日~11日に訪問日が決定.。例年通り放映される福井県味真野小学校の
さくら情報を1日にテレビで見て、「10日訪問まで待ってくれるかな」との思いで、雨よ降るな風吹くなと念じていました。
思いが通じたのか満開は過ぎ、1~2割は散り始めいましたが2日目の11日は晴天の温かさと春風で花吹雪の下で
絶好のお花見となりました。
ご招待下さったのは大阪を拠点として近畿、関西に手広く事業展開をしておられる同業者の社長ご夫妻です。
同業者で有る事と、福井の郷里との接点もあつたご縁で10年來この方と付き合いを頂くことが出来ています。
仕事のアドバイスを頂いたり、ゴルフをご一緒させて頂いていました。
商いの規模が私どもとは格段の相違ですし、頭脳が違うので知恵を授けて頂いても、一部しか参考にして真似出来
ないのですが、自分では気付かないヒントをキャッチし、経営の参考にさせて頂き、自社運営経営の参考にさせて頂き
自分の世界が広くなった大変に有難い存在の方です。
すでに社長を退き会長となられ、何も心配なく悠々自適でこれからの生活を過ごすご夫婦を拝見し、そのお姿は
私が知り得る人脈の中で最高成功者で、多くの人一倍の困難とご苦労を、最大努力と知恵で解決されてきました。
郷里にある福井の別邸は母上の為に建てた屋敷で、その道路の前の雑木林を購入し桜の木1本を残して全て伐採
整地したところ、その桜は年々驚くべき成長で、枝振豊かになりその姿は、近所の味真野小学校のさくらをしのぐほど
立派になり、毎日大勢の人が車で立ち寄り、写真を写しては「綺麗ね立派ね」と喚声をあげていました。
母親の慰めにと設えた桜が今は多くの人達を楽しませ、私もその恩恵良くさせて頂き、また花も団子もと云う事で、
大変な御馳走を頂きました、越前の食文化は海が近いのは解りますが、越前手すき和紙産業の衰退から、次の
新しい産業が背景にはが有るのかな、などと考えながら絶品のお料理を頂きました。
今年も社員さんはじめ、何組もの多くのお客様が訪れていました。また桜のした本職の写真屋さんを手配し記念撮影。
至れり尽くせりの歓待をうけて、春の一時ゆっくりと命の洗濯をさせて頂く事が出来ました。
私はこの420坪の敷地一杯に咲き誇る桜を「天谷さんの孝行桜」と勝手に名付親になりました。
人の一生には山あり谷ありですが、若いうちの苦労はなんとでも乗り越えられるので,老齢になった時は山の上にあり
良い人に囲まれ、仲良く心穏やかに過ごす。そんな人生のお手本に触れて、うれしい観桜会へのお誘いでした。