9月に36年勤務した女子社員清水淳子さんが退社されました。沢山の思い出があり感無量です、それは
●住まいの変遷
当社元役員の清水正男さんとの結婚と同時に入社、藤沢支店開設後は支店の2階社宅6畳3間で新所帯を持ち、
2人の娘を育てながら、子供の成長に合わせ、社宅を出て親との同居、また社宅に戻りその後、
会社近くの中古マンション購入し、賃貸のオーナーになり、購入資金の返済を無事終わり、リフォームをして自己使用、
次は庭付きの家が欲しくなり 土地を購入して注文住宅をたて10年子供を育てあげ、嫁に出した今年には、戸建住宅は
老いてゆく夫婦2人には不便と、自宅を売却して娘の近くに新築マンションを購入し、来年1月にはなんと6度目の
引っ越しが決まり嬉しい退職の日を迎えました。
現状に満足しないで常に最適を追及すること、不動産が好きで目利きが良い、質素倹約でもここ一番では思い切りが
良い、その辺は、とても私と良く似ているように思っていました。
●勤務の変遷
正社員から子育て中はパートで、子供が大きくなり、正社員に戻り、定年退職を目前で病気の為退職、
その後2年ほど、体調と相談しながらパートで半日勤務で働き、先月完全な退職となりました。
夫婦2人三脚で仲好い円満な家庭を築き、長い期間勤務をしてもらいました。
何より私は藤沢支店の経理、事務、社員の相談役として勤めてもらい、金庫番として何一つ心配なく
安心して任せられたのが何より有り難い事でした。
或る日淳子さんが 「社長、コバヤシは変化のスピードと内容が高く、ついていくのが大変なんですよ」と
言われました。誰よりも私が一番大変と思っていたが、社員も大変苦しい思いをして職務を遂行している事に
初めて気つかされました。
「でもそれだから、会社は成長でき、自分たちも成長し発展しているのだから、大変なのは仕方がないですよね、
コバヤシに努めて本当によかったと思っています。」言ってもらえて安堵したものでした。
●病を克服して
私もですが、清水夫妻もがんを患い、手術の苦しみ、術後の癒着と後遺症に悩まされ、持病を気に掛けながらも、
何とか健康を保ち日常生活、シニアライフを楽しむ余力をのこして、毎日元気に過ごせています。
孫にも恵まれ、自分の趣味もおおいに満喫して、ライフスタイルに合わせて住まいを替え、
「まだ引っ越しがあり得るかも」と言う淳子さんの顔がキラキラ輝いていました。
いつまでも夫婦いたわり合いながら、おのおのの趣味を楽しみ、家族の団欒もあり バラ色の自由人生を
歩んでもらえそうです。
会社には私と共に仕事をしてくれた2組の夫婦が居ますが、
共に「コバヤシに勤めて良かった、老後の備えは大丈夫です」と言ってもらい、社長冥利に尽きる喜びです。
世の中で勤め終えた会社に対してそう云える人は多くはないと思いますので。
その言葉を聞いて、私は2組の夫婦人生への責任を全うしたという安堵感で一杯です。
苦しいとき出る言葉が、 「やるっきゃないですよね」 そうして多くの困難をお互いに助け合いながら
乗り越えてくることができて、今日の幸いを手に入れることが出来ました。本当の感謝しています。
私自身はいつ、仕事責任の荷が下せるか解りませんが、今を最大に楽しむ事をして、元気に役立つ人で在りたいと
思う清水淳子さんの退職でした。
●淳子さんからのお手紙
社長はじめ幹部の皆様へ
2013年9月26日
9月27日を最後に退職することになりました。
1977年(昭和52年)2月5日の藤沢店オープン以来、長年にわたり勤務させていただき、
感謝の気持ちでいっぱいです。
湘南台の店から、現在の石川に移転した時のこと、藤沢店の増築のこと、パソコンの導入や切り替え、
数え切れないほどの業務内容の変化のこと。
多くの人との出会いと別れのこと、お客様の流れや変遷など、など
思いかえせば、もう36年が過ぎ去ったことに、ただ驚くばかりです。
私も入社以来5回引越ししていますが、来年からは、また新しい住まいに引越しが決まり
何度目かの人生の切り替えと思い、また新たな再出発をしてみたいと思っています。
長い間、支えていただき本当にありがとうございました。
社員の皆様にも、くれぐれもよろしくお伝えください。
社長はもちろんですが、幹部の皆さん、健康にも充分気をつけてください。
今以上の、会社の発展と皆様のご活躍を心より願っております。
清水 淳子より 感謝