公園が夜間人の立ち入りが許されて居るのかは定かではないが、朝6時公園のベンチにはその老人が居る。
寝ている時は傘を自分体の左右に広げ、足はコートで包んで、頭を90度に前屈している。
起きているときは手を重ねて、静かに鎮座しておられる、なにか違うのである、その種類の人方とは。
この夏中、週に5日は太極拳に通う道すがら、自転車をゆっくり走らせながら拝見しているので有りますが
不思議な方で、ある日はダンボールに赤マジックで目黒駅か五反田駅に書類の受け渡しに行き、すぐの戻ります。
ご用の片は??と携帯の電話が記載してある日もあれば、コンビニに行ってきます、直ぐの戻りますのでとの記載も
ベンチ前に立っていた時、腰には鍵の束をぶる下げていて、カギを掛ける必要な物件が有る事を感じさせるのです。
靴も履き替えていて、トレッキングシューズの時があれば、良く以前に若者がはいていたワラビの靴であったりします。
暑い夏は炎天下や蚊も多くいて、台風の時の豪雨にはどうしてか、ベンチに居ない時は本宅にお帰りかなどと、
思いを巡らしている私の方が、変人かなどと思いながら、酷暑を良くぞ倒れすに、彼岸までたどり着いたと胸なでおろす
今日この頃です。