悪天候の中、なんと「青森地吹雪体験ツアー」に変わってしいました。
宴会の大間マグロのとろすし2貫は細く色あせて、お刺身の赤身は小さく赤黒く何とも無残な姿で御膳に置かれていてまずガッカリ
雪は空から降ってくるモノとの思いとは違い、激しい西風とともに、「地面から強烈に吹きあげる雪を青森では 地吹雪 と云います」との、津軽なまりのバスガイドさんの説明に初日は笑ってい聞いていたのが、
翌日の猛烈な吹雪で車窓からは景色は見えず、聞こえるのはヒュウーヒュウー吹雪の音、トイレ休憩でバスから外に出れば
風速30mもある地吹雪で体が持っていかれ倒されそうになるこれには本当にビックリ
更に「こんな状況の悪天候ですのでストーブ列車は運休です」と申し訳なさそうに伝えられガッカリ
高速道路の閉鎖、一般道の渋滞、吹き積もった雪に車輪がとられバスが上下左右に大きく揺れてジャンプしたのです。
座席から落ちる人、前のテーブルに顎をぶつける人、窓に肘を打ちつけ痛む人が数人で、「ギャーぎゃー」と叫ぶこと2度3度。
道路の大渋滞で新幹線の発車時刻に間に合うのか、新幹線は動くのか、駅前のホテルでもう1泊かなどと心配する事しきり。それでも予定の30分遅れでバスは新青森駅に到着。
なんとか3時間半後の21時過ぎ東京駅到着 「お疲れ様でした、楽しかったです、有難うございました」と笑顔で解散。
今回の行程では地吹雪の中、本州最北端下北半島を八戸駅から蕪嶋神社で島を3周めぐり商売繁盛を祈願~
大間崎で津軽海峡を背景に寒風の中、マグロのモニメントの前で記念撮影~薬研温泉での宴会では抱腹絶倒の
素人役者の飛び入り演芸
浅所海岸で優雅な白鳥の姿を写真に収め~金木では太宰治の生家「斜陽館」の豪華な建築を見て感動、
郷土料理「けの汁」のぬるさまずさにガッカリ、津軽三味線も期待が大きかった故に一人演奏では迫力にかけガッカリ。
一つ間違えばバスの転倒で法人会のメンバー大参事に巻き込まれなどとテレビで写真・年齢付きで報道されたかも知れない!!
そんな悪条件の中、無事に帰京することができて胸をなでおろしました。
「ガッカリとビックリ」の多い旅でしたが、日常をはなれて、訪ねる機会の無い地域に行けたこと、
地元の荏原法人会という組織でつかつ離れつの距離感で交流が出来たこと、集うメンバーの個性、旅行業者の担当者・ガイドさんの熟練した話術の総合力、新幹線発間際の食べたB級グルメつゆ焼きそばのおいしさが救いの、とても楽しい1泊2日の旅でした。
しかしながら、旅行のパンフレットのキャッチコピーは大きく割引して理解する常識を持ち、吟味して旅を選び「ガッカリ、残念の旅」 にならないよう新しい発見と、楽しみを見つけたいものです。