2021-7 今年の夏も日本列島が酷暑だけでなく全世界で多くの「酷」があります
原爆の日は毎年訪れ、核廃絶を語り継ぎ願っても、核の脅威が続く「酷」
*核兵器禁止条約が1月21日に発効されたが、唯一の被爆国である日本が何故か参加しない理由に米国との関係性も挙げられている
*批准国が50ケ国になったが、核を保有している米・英・仏・中・露は未だ参加しないまま、これからも核の脅威は続く
世界温暖化の影響、異常気象、世界で猛威の「酷」
*大規模な山火事の猛威が、北米・欧州・地中海周辺・中国・インド各地で発生
*ドイツでは洪水の被害により200人の命が犠牲となった。日本でも毎年洪水被害が多発
*ブラジルでは霜や降雨不足が続いた為コーヒー豆の生産に打撃、商品価格が高騰する
*自然災害や紛争により難民の数が9,190万人にまで増え続け過去最大となる
新型コロナウイルスの爆発的感染の「酷」
*デルタ株が猛威を振るい、8/30時点累計感染者は143万人
*緊急事態宣言・蔓延防止重点処置策は範囲を広め9月12日まで各地で追加実施される
*ワクチン接種の需給バランスが悪く、希望者にいきわたらない、感染が若者にも増加
している。近所で感染者が出て、救急車、防護服の人、消毒の実施などを見て、コロナ
感染が身近に迫る恐怖を感じる声が高まってきている
経済に与える影響の「酷」
*大手企業の業績は回復の傾向が一段と顕著で4月~6月上場企業の純利益2.8倍
*一方、旅行関連・鉄道航空各社・外食産業などは影響大きく収益悪化に歯止めかからず
*建築業界は原材料費や物流、人件費などのコスト高騰により値上げが続いている 価格改定が「酷」ではなく、各流通段階で未来の明るい展望に繋がる改訂を願い
先日「価格改定の手配で仕事が大変だわね」と社員に声をかけたら、「会長が何か他人事み
たいな言い方しないで下さいよ」と一言。
「そんな風に受け取れたの、鋭い指摘だわね」そんなやり取りを聞いていた社員達からは
一斉に笑い声が上がった。その社員はまだ20代後半の若者ですが私は的を射た指摘に自
分自身の気のゆるみを正された思いがしました。
仕入先様・問屋・お客様・元請様など全ての段階で、今回の価格改定は健全な存続の為に
必要な事と捉えて未来志向で向き合わなくてはならない時です。関わり合う双方が成り立
ち、業界の明るい展望に繋がる価格改定であって欲しいと願うばかりの立場です。いつの
世でも経済活動では価格変動が付き物ですが、商品価格に価値を付けてお届けする事こそ
我社の務めと社員に言い続けております。