1. 国策の不手際 マイナンバー制度が普及しない
「社会保障」「税」「防災」の3分野に使用する事を目的として2015年にスタートしてから6年経過した現在、まだその普及率は僅か17.5%と誠にお粗末な状態
普及しない理由は、 普及させるには
・必要性とする機会がない ・絶対必要とする機会を作る
・個人情報の漏洩が怖いと ・漏洩させない仕組みを作る
・手續が面倒と思われている ・手續を簡単にする
・本人確認の他の手段がある ・一番優先的に利用されるようにする
原因は政府の制度組立てが悪い。莫大な費用と労力をつぎ込んでいるにも関わらず普及率が20%にも届かない。制度自体に問題があるのは当然の事ではあるが、国民も制度が出来たらそれに従い実行して運用が出来るように協力するのが義務だと思うが、5人に一人も実行していない。
するべき事はするべきで、する気にさせる制度設計が必要だが、その目的に公平性、信憑性がないのが最大の原因と思われます。コロナ禍に於いての制度活用も目的が無くて使えていない。
我々の血税がつぎ込まれているので、多数の人が役立つと思えれば普及する筈なのですが。
2.街から銀行が消える
当社の取引先の三菱UFJ銀行が近所の荏原支店・小山支店を閉鎖した。
続いてみずほ銀行も荏原支店での法人窓口を閉鎖する由を伝えてきた。
私鉄沿線の店舗が減少し、山手線の五反田、目黒の大型店に集約され、ATM窓口も減少している。
昨年迄は銀行が出向いてくれて、支払・入金・振込の手配を頼むことが出来ていた。
その訪問サービスもコロナ禍を理由に無くなり、こちらから窓口へ出向く必要に迫られる事になる。
銀行の政策は支店を減らし、行員を減らし、ネット取引への移行と取引先の選別を加速し、採算の合わない中小企業の取引を減少させる方向性にあると経営者間では取沙汰されている。
銀行の変化を感じていたので自衛手段を講じ、当社も古くからの商習慣の訪問集金から振込支払へ全面的に変更をお願いもしてきた。
お客様のご理解とご協力のおかげもあり、現在では入金も支払も振込取引が99%の高い水準になっているので日常取引は心配ないが、今後は借入、情報入手には支障をきたすことが予想される。銀行との付き合い方に、我々も対応策を講じないと事業に支障をきたす恐れも出ると思われます。そんな銀行事情がコロナ過で加速してきました。
3.インテリア業界はどうなのか
我々卸売業、得意先の内装工事業者様の取引形態はこの先の変化にどのように対応して生き残って行けるのか。人手不足、経費増大の中で、昔ながらの受発注形態のままでは立ち行かなくなることは確実です。特にコロナ禍での対応を迫られることによってこの先の時代への取引策をお得意先と未来志向の存続に焦点を当ててお話し合いをさせて頂く傾向が業界内ではささやかれるのを耳に致します。一律ではなく各社の状況に応じての対応こそ本当のサービス提供なのだと思います。
掛け声だけでなく、本当の対策を実行できる会社しか生き残れないという恐怖を感じています。