コロナウイルス感染拡大による影響への対策について
全世界的な感染拡大により生活・経済活動に大きな影響が発生…今後さらに予測不可能な事態にまで負の連鎖が広がってしまうのではないかと大変に心配しております。
現実的な危機に直面してしまう事もあり得るのだと自覚して、先ずは安全の確保を優先すると同時に事業を存続させるために必要な対応手法のアクションを起こすことが大事ではないでしょうか。
事業(仕事)に影響するリスクは何であるかを考えると、、、
[ 商品調達 ] 多くの住宅設備機器が供給停止、内装材料の一部にも欠品が発生。
回避策 → 入荷状況を確認しながら工程を組み立てる事の了解や代替え品で対応することも了解を頂けるよう柔軟な契約内容にしておく。
[ 資金不足 ] 工期が長いと100%完成引渡し後の支払条件では運転資金不足が発生する。
回避策 → 早い回収条件の交渉と資金調達に動く…事情を考慮していただき着手金を
入れてもらったり中間での出来高支払いをお願いする。
この業界では、商品や資材の請求は納品日ベースで発生してしまうので完工引渡し後の入金を待たなくても仕入先や協力業者に対しての支払いはしないと仕事が回りません。「貯えから賄う」「銀行からの融資を受ける」など、事態が立ち行かなくなる前に先手を打つことが肝要です。
受注物件が未完成の状態でも発注元から支払いを受けられるかは、自社と取引先との日頃の関係性や信用・信頼関係によるとは思いますが、緊急事態であることをご理解いただくよう交渉する。
事態が好転する迄に、どれ程の時間が掛かるのか先が見えない状況では、最悪・最長のリスクを想定したビジネス展開が必要です。新聞やテレビで報道されているとおり、中小企業や個人事業主に向けた支援策として無利息無担保の緊急融資策も発表されています。金融機関・政府系の日本政策銀行・地方自治体などが相談窓口等を開設し、申請手続き迅速に行うよう体制を整えているようですので、日頃取引している先に早く相談された方が有利です。
インターネット検索で情報を探してみると、ここでも人の弱みに付け込む怪しげな貸金業の広告が先頭に出てきますので、どうぞご用心下さい。