少子高齢化の人口事情下、需要の減退は当然の成り行きで、ピーク時と比較すると約1/3に減少するとの
予測。
出典:野村総合研究所HP ニュースリリース より
バブル期167万戸との比較
1990年167万戸 1990年比
2016年92万戸 55%
2020年76万戸 45%
2030年53万戸 32%
「住宅の長寿命化」により、拡大すると期待されているが、現状の情勢が続いた場合には、市場が大きく拡大
する事は難しく、2030年までは年間6兆円台で横ばいに推移するとの予測。
出典:野村総合研究所HP ニュースリリース より
新築が減少しても、その後はリフォームという形態が増加するので、内装業界は安泰と考えていた。
しかしリフォーム需要は増加せず、人口減・世帯数減の中では微増状態で推移するのがせめてもの救い。
新築からリフォームビジネスへの対応の機能向上に備えるのが必須と考えます。
30年ほど前にインテリア業界情報に長けた千葉大の教授が言われた事が今でも脳裏に残っている。
その言葉は、卸売業者は淘汰されて不要になる、との発言であった。私はどう考えてもそうはならないと
思え、あの教授の考えは違う、年月が正解を証明してくれる、そう考えた私の反論は、製造、ブランド
メーカー、卸売問屋、内装工事店のあらゆる流通段階でその役割を果たす機能を持ち、流通段階の上と下に
役立つ機能を供えれば、絶対存続するという考えでした。
すべての流通段階で淘汰がされ倒産、閉鎖、合併等々で事業者数は半減しました。私の持論は正解でした。
生き抜くために存在価値の機能を高めて、お役立つとのご評価を頂いた結果で生き残っている。生き残る
ための秘策はないと思います。時代の変化に機敏に対応して、真面目にこつこつ努力を重ね続けることを
若い世代に繋げて参りますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。