今年も大変ごひいきを頂きましてまことに有難う御座いました。
年を追う毎に一年の経過が早く感じられ、2015年も一気に駆け足で走り抜けた感が御座います。
皆様におかれましては、どの様な一年となりましたでしょうか。
人も会社も健康で、現状から少しでもプラスと思える変化を起こせたら、それは良い一年の締めく
くりと思えるのではないでしょうか。
いよいよ2016年1月からは、マイナンバー制度の運用がスタートされます。当初の目論見通りに
送達が進まないニュースを見る度に、私たちの生活に良い効果をもたらしてくれるのか、不安を
増やすことになってしまうのか、思いはなかなか定まりませんが、この制度の功罪は扱う人の舵取
り次第で決まるように思えます。
マイナンバー(社会保障・税番号)法の当初の運用は3分野の利用にとどまる
① 所得税や住民税などの 「税」
② 健康保険や雇用保険などの 「社会保障」
③ 被災者台帳作成などの 「災害対策」
将来的には
・ 預金口座 / 保険証 / 運転免許証 / 図書カード等の情報を一本化する模様
メリットとして
・ 公共手続の簡略化 / 情報共有化により人的ミスの軽減につなげる
不安としては
・ 情報漏えい
・ 新規雇用者のナンバー収取と退社時のナンバー消去処理責任が企業に発生
・ 厚生年金保険未加入の発覚~強制加入~費用負担~事業不振へ繋がりかねない
2018年~預金口座も連結されるが、それまでは銀行窓口で要求されても、義務化される時迄は
登録をせず、様子を見るのが得策と税務関係者の話もあります。
制度の安全性がどの程度確保されているものか静観するのも自衛の有効手段と考えられますが、
10月の時点でマイナンバー関連の贈収賄や年寄りを狙った詐欺も発生、官民問わず新しい制度
を悪用する輩も多く、予期せぬトラブルに巻き込まれない為に万全の自衛手段の確立をする必要
性をひしと感じる次第です。
新しい年が皆様にとって実りある良い年になりますよう、心よりご祈念申し上げます。