残暑お見舞い申し上げます
8月に入り朝晩吹く風に涼味を感じる今日この頃になりました。 | |||
今年の夏は早くから酷暑を覚悟していた身には少し楽に過ごせたのではないでしょうか。 | |||
つかの間の暑気払い休暇で体をいたわり、今年後半戦への英気を養われた事と存じます。 | |||
4月の消費増税、壁紙値上がり、また今後の接着材、床材の値上と、頭痛の種が目白押しです。 | |||
業界では仕入れ上昇分を転嫁できない地域、上手に対応出来ている地域など、まだら模様の | |||
日本地図になっております。 | |||
報道では企業業績が増益基調、建築現場の施工者不足、飲食アルバイトの不足による人件費 | |||
の高騰。アベノミクスの効果か、アメリカはじめ諸外国の景気連動なのか、今後の動向が懸念され | |||
ます。しかし2020年東京オリンピック需要と、それに牽引される波及需要は5年は持つだろうと | |||
想定されています。浮かれることなく、その後の反動も見越したかじ取りが必要と思われます。 | |||
今年は終戦記念行事のテレビの前から動くことが出来ず、見入る事となりました。 | |||
それは集団的自衛権の憲法解釈行く末の不安と重なり気掛りな事となった故です。 | |||
戦争 | 8月6日広島原爆投下、9日長崎原爆投下、15日は終戦、各々の記念日に例年通り | ||
のセレモニーが行われました。 | |||
広島では28万6千人、長崎では15万人が現在までに死亡。太平洋戦争での死者は | |||
310万人、内軍人230万人、一般人80万人が犠牲と記録されています。 | |||
決して忘れてはならない、悲劇を繰り返してはならない決意が有った筈ですが。 | |||
広島、長崎、東京での戦後69年記念式典報道を見ていて、また同じような戦争が、 | |||
いや決して同じではなく、格段の進歩を遂げている化学兵器が、ボタン一つで人類を | |||
破滅させる時代への恐怖です。防衛手段はただ一つ、「戦争をしないという宣言」が | |||
日本を守ると考えていました。集団的自衛権行使容認の憲法再解釈を閣議決定した | |||
安倍内閣は本当に戦争を回避できるのでしょうか。戦争をする国アメリカとの同盟関係 | |||
は危険極まりないと感じるのは私だけではないでしょう。 | |||
争い | 領土・政治・経済 | ||
国内外、地域社会、企業間、学校、家庭内等、ありとあらゆる組織間では神世の昔から | |||
争いごとは繰り返され、殺し合いが世界中で行われています。 | |||
人間は進化して倫理を悟り、教養も有り、知性も高まっている筈なのになぜ争うのか、 | |||
動物の本能と同じレベルなのか、人的災害である戦争は絶対してはならないのですが。 | |||
荒れ狂う自然災害被害を未然に防ぐのは困難なことですが、戦争勃発の恐怖は無いと | |||
思いたい。昭和17年生まれで戦争体験は無く、報道で見聞するだけですが、何と理由 | |||
を付けても戦争参加は「駄目な事は駄目」との声が届くにはいかようにすれば良いのか。 | |||
自然災害や戦争は何故か自分の周辺には及ばないと軽く考えますが、ビジネスの | |||
競争世界では、多くの会社が出来ては消えて行きます。 | |||
生き残る為には、絶対条件として役立つ会社である事、血液である資金を潤沢に | |||
廻すことを更に肝に銘じ、全社員と共に努力してまいります。 | |||
どうぞお引き立て頂けますよう宜しくお願い申し上げます。 |