| 今年の２月と３月は例年にない忙しさとなりました。年度末が慌ただしいのは常の事ですが、今年は消費増税 |
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| 関連の駆け込み需要が殺到した事に相まって、施工者の不足が顕在化し、完全に現場を消化しきれない過酷 |
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| な状況となりました。社員とお客様との電話のやり取りを社内で聞いてみると、施工手配の問合せにお応えしき |
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| れず、「申し訳ありません…職人さんもパンク状態でして、お客様だけではなく皆様にお断りしているのです」 |
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| と社員が電話口に向かって頭を下げているさまをハラハラしながら見守る事しか出来ませんでした。2月の号外 |
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| で施工者不足の警鐘を発信させてもらってはおりましたが、これほどまでになるとは思いも寄りませんでした。 |
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| 首都圏では建売住宅の売れ行きが活発な中、ローコストをうたうパワービルダーからのコストカット要請は激し |
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| く、下請け業者はそれに応じざる負えない状況が続いてきました。とり分け内装仕上げでは１棟を仕上げた時の |
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| 手間代が10万円にも満たないという云う驚くべき金額で受発注がなされている事例も耳にしました。 |
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| 採算の合わない仕事でも我慢をして、どうにかやりくりされてきた方々も、いよいよ「我慢の限界を超える 」事 |
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| となりました。それは「 職人さんをさがそうにも消えてしまったかのようにつかまらない 」との表現で業界に広まり、 |
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| 慌てた元請け各社は施工者を抱え込む為に急遽、単価を上げる対応をとりました。これがその窮状をしのぐ為の |
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| の暫定処置ではなく、仕事に一層の誇りをもちながら将来不安の無い業界に変えてゆく考えを伴った一歩であてば、 |
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| 若い担い手が減少してゆく社会においてもインテリア業界には人が集まり発展し続けてゆけるでしょう。 |
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| 「自分一代の仕事だから・・・ 」「 跡継ぎとなる子供や社員がいないから・・・ 」「 継がせようと思えるだけの先の |
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| 明るさが見えないから・・・」とは思わないで、一人一人が正しく考え、主張し行動する事を身を持って教える事こそ、 |
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| 世界一の借金大国である日本が孫子の代まで繁栄してゆく為の策であり、役割であると思います。 |
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| 少子高齢化社会の保障を賄うため、消費税は今後も上がり続けます。今でも社会保障制度は赤字の状態です |
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| が、その傾向が更に加速してくることは紛れもない事実です。1989年に初めて3%の消費税が導入されてから、 |
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| から8年後に5%→ その17年後にあたるの今年4月に8% → 更に１年半後の2015年秋には10%に改定される |
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| 予定です。自らの負担を増すのではなく増税分をしっかりと転嫁して身を守ってゆく為には、仕事の品質を一層 |
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| 高めて総合的な対応力で差別化し、相手にとっても欠かす事の出来ない存在と思わせる関係性を築いてゆくより |
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| 他に正攻法は無いのでは…と考える今日この頃です。 |
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| この先、壁紙 ・ 床材 ・ 副資材 ・ その他製品の値上りと経費負担の増加、提供されるサービスの制限は避け |
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| られない状況です。対象となる商品や改定条件の提示は未だありませんが、先ずは壁紙の値上げが6月23日よ |
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| り実施される事は確定しております。一方、施工費につきましてはお客様の現状と今後の見通しをうかがい摺合 |
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| わせをさせてもらう準備段階にあります。双方のビジネスが成り立つように…未来が開けますように…前向きなお |
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| 話合いをさせていただければと存じます。 |
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