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2013.10.22No’13-5 壁紙の基礎知識(3)




困難な市場において  
  最終工程の大事な役割を果たす内装工事であるにも関わらず、建築費全体の数%の予算の中
  で価格、工期、下地、材料の制約下、業界中で大変なご苦労をされているのが現状です。
  消費増税、2020年オリンピックが好転のチャンスになるように願いつつ、せめてクレームによる
  金銭的・精神的なロスを起こさない様、各流通段階で壁紙の基礎知識を頭に入れ、仕事を遂行
  させて参りましょう。どうぞ宜しくお願い致します。
     
壁紙のカール ・ビニル壁紙は表面が塩ビ、裏面が紙パルプ繊維の性質上裏紙が伸びる
  ジョイント部のめくれ  フィルム貼り製品はその特性が顕著になる
    ・低温環境ではカールがきつくなる傾向なので、部屋を暖める
    ・適切なオープンタイムがカール緩和に有効
     
壁紙表面擦り強度 ・擦れやすい部分なので後付コーナーを上から取付けるなどして補強する
  出隅は物が当たりやすい  
     
表面強度、強化 ・使用環境や条件によってダメージを受ける
  破れ、傷付きにくい  
     
左右差クレームの要因 ・印刷濃度の色差
    ・原反の厚み違い
    ・エンボスの型押しの差
    ・現場状況による(下地・照明・光線・張り合わせ)
     
左右差チェック法 ・正視 / 斜視(壁) / 横 / 縦(天井)で行う
    ・ロット違いの張り合わせ、端中ジョイントは商品クレーム補償外となる
     
三巾施工して確認 ・明るい状態で確認
  左右のムラ確認 ・不良は速やかに仕入先に連絡し相談を
    ・製品不良は、現象が把握できる状態での返品を
    ・状況確認をしないで施工し、事後処理では商品クレーム補償外
     
糊付け後の注意 ・緩やかに折りたたむ、重ね積みしない
  折れしわ防止 ・薄手、浅いエンボス、表面強化、汚れ防止は特に注意
     
施工後の変色 ・残存糊の変色、タバコ、油煙などの室内空気による汚染、
  変色の原因  ベニヤ材のアクやモルタルのアルカリ成分などなど下地に起因する変色、
     カビ、表面付着物などの外的要因
    ・壁紙自体は外的影響を受けずに部分的に変色することは無い
     
施工後の不具合 下地 / 施工環境 / 商品 / 施工技術 / 施工後の環境
  主な発生要因  
     
クレーム報告三原則 ・速やかに申し出る
    ・補償問題が発生しそうな場合は仕入先担当者に相談する
    ・金銭補償は仕入先の合意を得てから処理する