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2018.07.312018.7.24 迷子の日傘を探して

22日美容院からの帰り、地下鉄戸越の階段を上り、地上の明かりが見えて、かばんを探ってみたら、日傘が無い。「アッ忘れた」改札に戻り駅員さんにいまの電車で傘を忘れたと思うので電車の行き先を追ってくださいと伝えた。すぐ連絡を取りますと、進行方向の駅と終点の馬込駅に連絡してくれたが、見当たりませんと言われ、お礼を言って帰宅。
帰り道を思い起こして、美容院は持って出た、次に遅いランチをした喫茶店のレシートを見て電話を入れると、こちらもお預かりしていませんと言う。そうかそれでは次は東西線、早稲田から日本橋まで乗車したので、都営浅草線日本橋に電話したらこちらもないと言う。
今はネットで連絡網がありすぐに有無がわかるようなシステムになっている。ここで諦めようかと思ったが、再度何処に可能性が有るか聞いてみた。
千葉の東葉高速線の勝田台が終点で、そちらに聞いてくださいとの事で、電話番号を聞いて掛けたら、遺失物は何ですかと聞かれ~白の麻生地の折りたたみ傘ですと伝えると、少々お待ちくださいから1分も掛からず柄が木ですか~そうです~それならございます。という事で見つかった。
送ってもらえますかと聞くと出来ない規則ですのでと、取りに行くしかない。時間は始発から終電までいつでも大丈夫ですといわれるので、都合で伺いますと電話を切った。

その間1時間あまり。さ~て困った、片道90分往復3時間、この暑さ、忙しさだ。取りにいく価値があるか考える。買っても今ならバーゲンで安くなっている5千円ぐらいで買えるだろう。取りに行くべきか諦めるかの思案。日傘は他に3本ある、黒、赤、ベージュ、これで不自由はない。それなのに取りに行く決心をした。それは白の麻の傘とそれを入れる袋を手ぬぐいを使い自分で作っているので、惜しい気持ちがある。

月曜日都営浅草戸越を6時19分直通の快速急行に乗り遅れ、日本橋で東西縁に乗り換えてゆくルートを駅員さんが教えてくれた。なんと思慮が無いことか、通勤ラッシュで超満員、座って寝ていればつくと思ったのは大間違い。
つり革もつかめず、汗臭いにおいのなか、立ち尽くし、途中で座れたが、なんともこれが普通のサラリーマンが毎日味わう通勤の惨状と、この体験も有りかとも頭が下がった。
終点東葉勝田台の事務所で書類に記名捺印拇印を押して傘を渡された。それを見たときは迷子の子に再会したような愛しさで掴み取った。

帰りの電車は快速の昇りで空いていて早い、座席で傘を畳んでよく見ると、安い物だとおもったが、嬉しい気持ちで折を正して、今度は忘れないようにカバンに収めた。愛着が私に取りに生かせたのだが、それは昔無理して買った白の麻の傘をもったいなくて使わず、たんすにしまっていたが、この2~3年ようやく使うようになり、愛着があり引き取りに行く事としたが、やはり行ってよかったと思う。
今回の失敗で懲りたので、後ろを見返す習慣と、それに加え忘れを防止するために、手を放す時は紐で結ぶことにした。執念が人を動かす、損得抜きでの行動だが、少し得をした。それは日本橋からの東西線往復の電車賃は改札を出なかったので往復1810円が0円でした。(本当は無賃乗車違反か?)こんなことでも嬉しくて、思わすにっこり、3時間の疲労はこれで見事すっ飛んだ。

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