No.‘11-6 東北大震災その後現地情報

11  東北大震災その後現地情報
震災から7ヶ月経過した10月14~15日に東北から九州までの同業10社で
の会合を催しました。メンバーには人的な被害はなくて不幸中の幸いでした。
その会は昭和49年発足の創新内装研究会という中堅材料商10社による組織です。
襖主体の業界でいち早く、インテリア商品・施工技術の普及や自社の社員教育から
経営者の能力向上など36年間にわたり共同で研鑽を積んできた仲間の会合です。
3・11の震災に遭遇した同業者の生の声を聞き、今後の危機管理に備える企画
でした。被災時からの思考・行動が、施工業者のお客様、問屋の同業者、仕入先
のブランドメーカーと各流通段階での心ある行動を聞き、これぞ危機管理と感銘
を受けましたのでご紹介を致します。
内装工事業の社長は     すぐに仕事を再開する意欲で行動された
 震災後間もなく、避難所から材料屋を訪ねてこう言われたそうです。
 「家も、家財も、糊付機械と道具を積んだ3台の車もみんな流されて無く
  なってしまったよ」
 「大変でしたね、困っているでしょうから何か必要なものが有りますか」と
  訊ねたら」車と糊付け機械が欲しいとの事でした。あの混乱の中で車など
  入手する術はなく、当然支払うお金も無いが、早期に仕事再開をなした業
岩手・宮城の材料屋の社長は  お客様の役に立てる事を考え必死で行動した
 車は日頃懇意にしている車のディーラーが持っていた中古車を手配でき、糊付
 け機械は払えるときで良いからとお渡しした。また、無い筈のガソリンを特別
 に融通をしてもらい、社員の通勤を確保するとともに避難所にお客様の安否を
 尋ね、要望の食料や防寒の品を届けた。お客様への訪問を可能にした業
ブランドメーカーでは   商品の安定供給を可能にするため大英断を下した
 仙台の配送センターが全滅し、東京からの出荷を確保するために、仙台の社員
 を東京に集結させるべく、被災した留守家族の食住を全面的に会社で手当して
 東京に赴任させた。現地の支店長と経営トップの英断が商品流通を確保した業
現在被災地の仕事量は
前年比130~150%で推移しています。被災してから直ぐに、復興の意欲
と準備に加え、業界はもとより異業種との地域での良好なネットワークを持つ
事が大事な危機管理であったと報告は結ばれました。
まさにその通りで、日頃から人様の役に立つ思考・行動が出来ているかが大切
と思います。今一番の困難は施工者の不足との事でした。
東北に長期で施工の応援に行ける方は当社まで御連絡をお願いします。